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■新 ・국제관계론

スマホ端末もAIも グーグルが狙う「三位一体」戦略

スマホ端末もAIも グーグルが狙う「三位一体」戦略 

2019/10/10 11:38日本経済新聞 電子版

www.nikkei.com/article/DGXMZO50824160Q9A011C1I00000/

 

スマホ端末もAIも グーグルが狙う「三位一体」戦略

【シリコンバレー=奥平和行】米グーグルがスマートフォンなどのハードウエア事業の強化を急いでいる。15日には米ニューヨークで事業説明会を開き、スマホの新製品「ピクセル4」などを発

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米グーグルは15日に「ピクセル3」の後継機種を発売する予定だ(写真は2018年)

 

【シリコンバレー=奥平和行】 米グーグルがスマートフォンなどのハードウエア事業の強化を急いでいる。15日には米ニューヨークで事業説明会を開き、スマホの新製品「ピクセル4」などを発表する予定だ。同社は2010年にハードの自社展開に乗り出したが、曲折を経た。それでも諦めない背景にはIT(情報技術)業界の競争環境の変化がある。

 

■ハードでは曲折も

 

15日の説明会では年末商戦に向けた主力製品を発表する予定だ。現在のピクセル3の後継機種に加え、独自の基本ソフト(OS)「クロームOS」を搭載したノートパソコンを披露するとみられている。部品メーカーなどの間では次世代通信規格「5G」に対応したスマホについて説明するとの見方も出ている。

グーグルは08年にスマートフォンなどのOS「アンドロイド」の提供を始め、各地の端末メーカーに無償供与することでシェアを拡大してきた。現在、世界のスマホ市場におけるシェアは8割超。「オープンなエコシステム(生態系)」は同社の戦略の中心となり、インターネット広告を中心に30%近い営業利益率を確保する原動力となった。

そのアンドロイドは端末メーカーと二人三脚で勢力圏を広げてきたが、一方で独自ブランドのハードにも取り組んできた。当初は「端末メーカーにアンドロイドの先進的な使い方を示す『リードデバイス』との位置付け」(当時の幹部)で、10年から台湾の宏達国際電子(HTC)などと共同で「ネクサス」ブランドを展開した。

ただ、この戦略は曲折を経た。12年にはハード事業の強化を狙って米モトローラ・モビリティーを125億ドルで買収したが、端末メーカーの反発もあって2年ほどで売却。売却額は買収額の4分の1だった。12年に発表したクラウド対応のAV(音響・映像)機器「ネクサスQ」は使い勝手が悪く、結局、発売を見送った。

 

■「最良の利用体験を提供」

 

それでも「鬼門」のハードを諦めないのは「人工知能(AI)やソフトと組み合わせ、最良の利用体験を提供する」(スンダー・ピチャイ最高経営責任者=CEO)ためだ。特にAIなどソフトの技術の発達に伴い、高度なソフトに対応する半導体やセンサーといったハードを一体で提供しないと、差異化や新たな価値の提供が難しくなっている。

例えば15日に発表予定のピクセル4。画面上部に「Soli」と呼ぶ独自開発した小型のレーダーを組み込み、利用者の細かな手の動きなどを検知できるようにした。ジェスチャーで音楽再生やアラームの消去といった操作を可能にし、顔認識によるロック解除も手順を簡素にして使い勝手を高める。

もっともハードは激戦区であることに変わりはない。カナダのブラックベリーやフィンランドのノキアといったかつての有力メーカーは事業撤退したが、かわって中国の華為技術(ファーウェイ)など新興国企業が台頭。グーグルが半導体の確保でてこずった米アップルに5Gで先んじたとしても、アジア企業がさらに先行する状況だ。

マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムといった米国のITの「巨人」たちもグーグルと同じ路線を志向している。マイクロソフトが20年にスマホに再参入する意向を示したのも、AI、ソフト、そしてハードの「三位一体」を目指しているからだ。こうした企業との業種の壁を越えた競争も意識せざるを得ない状況だ。

 

 

グーグルのスマホ「Pixel 4」

 

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